目標意識を常に持て
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営業マンとして仕事をするうえで当面どんな目標意識を持てばいいのでしょうか。
どこの企業でもそうですが、社員を見ると、問題意識の強い人と弱い人がいるものです。
そして、問題意識の旺盛な人ほど、自他共に許すやり手が多く、反対に問題意識の希薄な人ほど、問題児が増えてきます。
では、なぜ人によって問題意識に大きな差が生じるのでしょうか?
その背景を考えてみましょう。
問題意識とは、これではいけないという現状否定の精神にほかなりません。
つまり、現在の状態に満足していない状態です。
裏を返せば、そうなる前に自分なりにこうしたい、こうあるべきだという目標があったことを意味します。
こういう精神状態を目標意識といいます。
人間は仕事の中でああしたい、こうしたいという目標意識を強く持っていれば、機会がくると、実行に移そうとするものです。
しかし、理想や願望と現実とは違います。
なかなか絵に描いたようにはいきません。
現実は厳しく、目標意識との間にかなりのギャップが生じるのが常です。
そのギャップに気づいて、だれしもこれではいけないと思います。
これがほかならぬ問題意識なのです。
これで人により問題意識に差がある理由が解明できました。
つまり、目標意識が旺盛で実行力のある人は、問題意識が強烈ですが、目標意識の希薄な人や目標意識はあっても実行力のない人は、問題意識が乏しいということです。
ところで、「これではいけない!」と問題意識を持てば、普通、放置できない、なんとかしなければ、と考えるものです。
これがほかならぬ責任感です。
責任感の強い人は、目標と現実とのギャップを容認できません。
今度はもっとうまくやろうとあれこれ工夫をこらすものです。
そして、次に機会がくれば、今度こそと実行に移します。
その結果は、前回の反省に基づき知恵を絞った分だけより効果があるものです。
効果があれば、自信となり、その仕事に対する目標意識が従来よりレベルアップします。
「問題意識」→ 「カイゼン」 「実行」 → 「検証」
このサイクルを回し続ければ、仕事はどんどん進歩します。
営業活動においても、それは例外ではありません。
言い換えれば、有能な営業マンになる条件は、この進歩のサイクルを回すことなのです。
そうすると、目標意識は多ければ多いほど好ましいということがいえます。
なぜなら、目標意識ごとに進歩のサイクルを回せば、営業活動のあらゆる分野で進歩、向上が期待できるからです。
この点はすでに実証ずみの真理です。
営業マンを40〜50人集め、一定時間内に日頃、考えている目標意識を個条書きで書かせて、たくさん書いた者とそうでない者十人ずつを選んで分析すると、営業マンの成績は、目標意識の多寡と相関関係があるということです。
やはり、営業マンなら、普段から20〜30の目標意識を自らの課題として持ち続けることが肝要なのです。
とはいえ、「目標意識をたくさんもてばそれでいい」というわけではありません。
それに実行力が伴っているかが非常に重要です。
目標意識は十分ありながら、営業成績が芳しくない人がいます。
この人たちは特殊な事情がある場合を除き、実行力、責任感、創意工夫のいずれかに欠けていると見て、ほぼ間違いないでしょう。
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